ベネズエラで新種の魚発見!という話 |
こんなニュース見つけちゃいました。
ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
November 30, 2006 OSLO (Reuters) SCIENTIFIC AMERICA.com
環境保護団体の話によると、ベネズエラで新種のピラニアやエイを含む13種類の淡水魚を発見したということです。またその発見された場所は金鉱の発掘によって汚染されている恐れがあることも明らかになりました。
ワシントンの Conservation International はOrinoco 川(オリノコ)と Ventuari 川の合流点の野生動物を3週間にわたって調査しました。ディレクター Leeanne Alonso 女史によると、そこは非常に生物多様性の高いところであるとのこと。
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13種類の魚のうち新種だと考えられるのは、エイ、miniature catfish、肉食のピラニアです。また以前には報告のなかった小エビも発見しました。
Alonso 女史は、その地域はいまだに手付かずだが、手遅れになる前に確実に保護を進めて行きたいと語ります。Conservation Inter-
national は非営利グループで生物多様性の保護に努めています。
恐ろしいのは違法な金の採掘です、と彼女は言います。
金を採掘して精錬する際に水銀を使用します。通常より高い濃度の水銀が魚肉から発見されることもあるそうです。
現地から多くの人々が金鉱へ働きに出ています。彼女はフィッシングや野生動物観察などのエコツーリズムに従事する可能性もあるのでは、と考えています。また水族館と取引できる魚も多数います。
調査中にConservation International、Fundacion La Salle、
Fundacion Cisneros の科学者は、新種を含む植物357種、鳥157種、魚245種をまとめました。
またこの地域には元アメリカ大統領のジミー・カーター氏やジョージ・ブッシュ氏が釣りに訪れたリゾート地があることでも知られています。
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手付かずの自然が残る場所のすぐ隣で水銀汚染が広がっているというのはちょっとびっくりです。
魚のみならず、金鉱山で働く人や、水銀を廃棄する川の川下に住む人々にも健康被害が心配されているとか。同じような話はインドネシアや中国などでも深刻化しているようで、背筋が寒くなりますね。
新種発見のニュースと共に、なんか汚染が収まる方向にならないもんかな、と思うんですが。
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記事作成日:2006年12月03日
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