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香港で赤潮が大発生している話

保護すべき野生生物に指定された美味しいサメの話

バルーン・レースを考え直そうという話

人食いバクテリアに打ち勝つスイマーの話

広がるシガテラの恐怖の話

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キングマッカレルに襲われた男の話

ハリウッドの撮影をストップさせた殺人クラゲの話

キラー・フロッグの脅威という話

銅に汚染された川の話

殺し屋の藻再び・・・という話

シャチのアタックは時間の問題なのか?という話

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ミスラベルの恐怖の話

アワビと謎のウイルスの話

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サメに襲われたエビ漁漁船の話

魚からDDTが検出されたという話

五大湖の魚に迫るウイルスの危機という話

ベトナムの電気漁法の話


エイに心臓を刺された男性が復活した話

ハネムーンで猛毒クラゲに刺されたダンナの話

ジョーズを超える怖いサメ映画の話

飼い熱帯魚にご用心・・・という話

ペンギンに迫る危機の話

新映画ジョーズに登場する不運なスターは誰だ?という話

サメに襲われ九死に一生を得たカヌーイストの話


エイとサメの謎の死の真相は?・・・という話

漁船に引き上げられてしまった不運なダイバーの話

ペリカンのえさは魚であるはずなのに・・・?という話

ケイマン島で起こった悲劇の話

サメにキスして入院したダイバーの話

ハタを突いたばっかりに溺れてしまった話
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広がるシガテラの恐怖の話

こんなニュース見つけちゃいました。

ニュースの概要だけ紹介しています。詳しい話はこちら
GALVESTON April 22, 2007 The Galveston County Daily News

Greg Scofelia 氏は大の釣り好きで、3月に Galveston(ガルベストン郡、テキサス州)南東部の Flower Garden Banks として知られているサンゴ礁で巨大な grouper(ハタ科)を釣り上げます。彼は大喜びでそれを切り身にし冷凍しておきました。3週間前 Scofelia 夫妻はこの魚を調理して食事を楽しみました。ところがその後恐ろしい目にあうことになります。
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1時間後それは嘔吐と下痢で始まりました。それから猛烈な腹痛、筋肉の痙攣、頭痛、強い疲労感、皮膚のかゆみと痛みに襲われ、暑くなったり寒気を感じたりの繰り返しです。

University of Texas Marine Science Institute (テキサス大学海洋科学研究所)の教授であり研究者でもある Tracy Villareal 氏は彼の家の冷凍庫にまだ魚が残っていることを知り、その魚を調べてみるまでもなく彼ら夫妻は ciguatera toxin (シガテラ毒)の犠牲者であると断言しました。

世界中で海産物の中毒としては良く知られていますが、Gulf of Mexico(メキシコ湾) 北西部で捕獲された魚による中毒が報告されたのはこの25年でわずか数件だけだったと Villareal 教授は語ります。そして彼らの中毒はアンラッキーだっただけではなく、これから広がっていく先駆けのケースなのではないかと考えているのです。

ある研究者はメキシコ湾西部はオイルプラットフォームの激増や海水温の上昇など様々な要因がかさなり合い、シガテラが広がっていく条件を備えているのではないかと考えているのです。

教授によると ciguatoxin (シガトキシン)は毒性が強く、ラーメンスープのスパイス袋の量があればテキサス州の大部分の人を中毒させられると言います。ciguatoxin は Gambierdiscus toxicus という単細胞生物によって作られます。これは暖かい海水の中で、固い表面の物に付着する藻に密着して育ちます。魚や他の植物を食べる生物がそれを食べ、食物連鎖によって毒がより大きい魚 snapper(フエダイ科)、barracuda(オニカマス)、amberjack(カンパチ)、 mackerel(サバ科)などに蓄積されていくのです。

Villareal 教授と研究チームは2003年に Aransas (アランサス)港沖にある6基の石油化学プラットフォームを調査したところ、すべてのプラットフォームでこの Gambierdiscus toxicus が発見されています。これらの施設は1942年以前はありませんでしたが、今では約4、000基に増え世界で一番巨大な 人工漁礁コンプレクスを形作っています。公共政策立案者はそろそろこの人工漁礁による予期せぬ結果について考えるべき時だと教授は語っています。

また今のところ釣りやフード産業で、魚を加工したり味を見たり匂いをかいだりする以外に毒があるかどうかをテストする簡単な方法がないのだといいます。フロリダやハワイで魚のシガテラ毒テスト用のキットを売っているところがあるそうですが、Villareal 教授は信頼できないといいます。彼は料理としてだす魚が食中毒をおこさないように責任を持つためにも特にレストラン産業が毒の有無を見極める必要があると考えています。

シガテラはサウスフロリダやカリブ海諸国では昔から知られているそうです。このあたりではbarracuda が好まれよく食べられますが、一方この魚は ciguatoxin のキャリアとしても有名なのです。マイアミのポイズンセンターでは年に70件ほどのシガテラについての連絡を受けるといいますが、病状については過小に報告されており、実際のところよく分かっていないというのが現状のようです。研究者はシガテラの中毒患者は年に50,000人から500,000万人にのぼるのではないかと見積もっているそうです。現在のような方法で食料を船積みしたり輸送したりしていれば世界の別の場所で多くの人々がこの中毒にかかる恐れもでてくると彼らは語っています。

◆◇◆
シガテラ毒恐ろしいもんですね。気の毒な夫妻の症状はまだ続いており、仕事もできないでいるとか。奥さんはかゆみのために夜も寝られずアレルギーの薬も効かないのだそうです。研究者は彼が釣り上げた魚が偶然シガテラ毒と持っていたのか、はたまたこれから何か悪いことが始まる予兆なのか成り行きを見守っているところとのこと。

スーパーの鮮魚コーナーを見渡すとカナダ産、チリ産、インドネシア産・・・などといつの間にか国際色豊かになってびっくりしてます。もしかして毒がある魚が混ざってしまう可能性もなきにしもあらずですよね。これは早いところ毒を検知するマシンを作って欲しいところです。大阪府立大学でそのような研究が進んでいるもようとか。





記事作成日:2007年04月24日

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